今日のビジネス日本語は「株の持ち合い」です。
これは、日本企業に特有の商慣行で、三菱、三井、住友、芙蓉などのように、日本にはいくつかの財閥がありますが、そのグループ内の企業同士で、お互いの株を持ち合って、売らないことを言います。
その目的は、株価の変動を避けたり、敵対的な買収や株主からの過度な要求を避けることにあります。
こういう経営の仕方を、「護送船団方式」と呼びます。
ご存じでしたか?
今日のビジネス日本語は「株の持ち合い」です。
これは、日本企業に特有の商慣行で、三菱、三井、住友、芙蓉などのように、日本にはいくつかの財閥がありますが、そのグループ内の企業同士で、お互いの株を持ち合って、売らないことを言います。
その目的は、株価の変動を避けたり、敵対的な買収や株主からの過度な要求を避けることにあります。
こういう経営の仕方を、「護送船団方式」と呼びます。
ご存じでしたか?
今日のビジネス日本語は「村社会」です。
日本は、四方を海に囲まれて、歴史的に見て、移民がいませんでした。
なので、基本的に日本人だけの国で、そういう意味では、閉ざされた国です。
ですので、隣の人がどんな人で、何をやっているか、とても気になり、お互いを干渉しがちです。そういう意味で、日本はとても「村社会」だと言えます。
その村社会の中では、同一性が求められ、同調圧力が働いています。
そういう環境はある人にとっては、普通なのかもしれませんが、また、別の人にとっては、そても窮屈に感じると思います。
あなたは、こんな国は好きですか。
今日のビジネススラングは、「忖度(そんたく)」です。
これは、ここ数年で使われだした言葉ですが、「相手の立場を推し量って、つまり、明確な指示なしに、相手の利益になるように、行動すること。」です。官僚が政治家の利益になるように、指示がなされないまま、行動したことから、使われだしました。この時、その官僚は法を犯す行動をしたことから、悪い意味で使われることが多いです。
政治家や官僚だけでなく、ビジネスでは、いかに忖度できるかが大切ですよね。
本日のビジネススラングは、「ホウレンソウ」です。
「ホウレンソウ」と言っても、食べる「ほうれん草」のことではありません。
漢字で書くと「報連相」となり、「報告」、「連絡」、「相談」の一文字目の漢字を取って、「報連相」となっています。
意味は、仕事においては、こまめに上司に「報告」、「連絡」、「相談」することがとても大切だという意味です。私も入社1年目に教えられましたが、何年経っても、言えることだと思います。
みなさんは、会社で「報連相」、実践していますか?
本日のビジネス日本語は、「年功序列」です。
日本の多くの企業は終身雇用制と年功序列をベースに成長をしてきました。
高度成長期は、右肩上がりのいい時代だったんです。
年功序列とは、能力ではなく、年齢と勤務年数を基準に昇進を評価する評価制度です。
つまり、あまり能力がなくても、長く企業に務めていると、自動的に昇進し、能力があっても、若くて、勤務年数が短かければ、重要な仕事は任せてもらえないということになります。
日本の企業も、ようやく能力主義に変わってきたようですが、古い企業では、まだまだのようです。
みなさんは、どう思いますか、この年功序列のこと?
今日のビジネス日本語は、「終身雇用制」です。
これは、スラングではありませんが、日本企業で働く外国人は、知っておいた方がいい言葉です。
多くの日本企業は、終身雇用制です。学校を卒業して、会社に就職してから、60歳で定年するまで、ずっと会社が雇ってくれるのです。解雇されることは、基本的にはありません。
その代わり、会社の辞令に従って、日本中あるいは、世界中どこへでも行って、そこで働かなければいけませんし、自分がやりたい仕事でなくても、辞令が出れば、その仕事をしなければいけません。
一生、雇ってもらう代わりに、会社に忠誠を誓うことが求められるのです。
この終身雇用制をベースに日本の会社はこれまで発展してきたのです。
みなさんはどう思いますか、この終身雇用制?
本日のビジネススラングは、「空気を読む」です。
日本の会社では、空気を読んで、行動したり、会議では、空気を読んで発言することが求められます。空気を読むことを求められるのは、会社だけではありません。友達と飲みに行った時や、家族の中でも求められます。
では、「空気を読む」とは具体的にどんなことでしょうか。
それは、その場にいる人の立場や考え方を理解し、相手の心情を推し量って、それに沿って、発言、行動することです。
日本では、様々な場面で、この「空気を読む」力が求められます。
自分が思った通り、感じたまま行動、発言していては、周りとの調和がとれなくなるからです。
みなさんも、空気を読んで、発言してみてはいかがでしょうか。
今日のビジネススラングは、「青田買い(あおたがい)」です。
就職活動の際によく使われる言葉で、まだ、小麦色に実っていなく青色の米を狩り取る、ところから、大学生のうちに採用活動をすることを言います。
このことから転じて、まだ、海のものとも山のものともわからないビジネスに投資することなども、青田買いなどと言います。
今日のビジネススラングは、「経常(けいつね)」です。
私も社会人になりたての頃、先輩が「けいつね」、「けいつね」と言っているのを聞いて、何のことだろうと思った経験があります。
これは、「経常利益(けいじょうりえき)」のことを言います。
「常」を音読みではなく、訓読みしたわけです。
覚えておいてくださいね。
今日のビジネススラングは、「行って来い」です。
まず、実際の使い方の例を挙げてみますので、どんな意味か考えて見て下さい。
例1:「ABC社の案件は取れたけど、XYZ社のは保留になったので、今月は、行って来いだな。」
例2:「作業Aは予定より早く終わったから、時間を稼げたと思ったら、作業Bで余計に時間が掛かってしまって、結局、行って来いだよ。」
「行って来い」
どんな意味だと思いますか?
「行って」、そして、「帰ってくる」ので結局、同じ場所に戻ってくるから、「プラスマイナスゼロ」、「損得なし」という意味になります。
同じ意味で他にも「トントン」、「チャラ」などという言い方もありますので、是非、使ってみてください。
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