本日のビジネス日本語は、「株主優待」です。
この制度は、日本にしかないもので、企業が株主に自社の商品を無料や割引で購入できる優待を年2回程度、提供する制度を指します。
例えば、JALやANAなど航空会社の株主で、ある一定の株式を保有していれば、国内の航空券を50%OFFで購入できます。
この制度は、もともと、お歳暮やお中元といった日本独自の風習から始まったようです。
普段、お世話になっている株主に季節のご挨拶を兼ねて株主優待券を贈ったことが始まりだと言われています。
また、日本の株主は、短期的な株価向上より、長期的に株式を保有することによって、その会社を応援する傾向があり、
そういった株主の行動に合った制度だと思います。