本日のビジネス日本語は、「院政を敷く」です。
これは、もう引退して第一線から退いた人が事実上の実権を握り続けることを言います。
この言葉はもともと、1086年に白河天皇が攘夷して白河上皇になりましたが、白河天皇の後を継いだ堀河天皇がまだ、8歳だったため、白河上皇が事実上、政務に当たりました。そこから、平家滅亡の1185年までを院政時代と呼ぶことがあります。
中小企業などで、創業社長が引退して、会長に退いたあとも実際には経営の実権を握っていることはよく聞く話ですよね。
ある程度の年になったら、後進に道を譲り、自分は第2の人生を歩みたいものです。
老害と呼ばれる前に。