本日のビジネス日本語は、「連合」です。
今は、春闘真っ最中ですから、この言葉を聞く機会も増えたのではないでしょうか。
「連合」の正式名称は、「日本労働組合総連合会」、1989年にでき、現在、約700万人の組合員がいます。
一言で言うと、連合は、社員の待遇改善や賃金アップのために企業に働きかけることが主な役割です。
近年では、2021年に芳野氏が女性で初めて、連合の会長になったことでも注目されています。
しかし、ここ30年間、日本で働く人の賃金が上がってこなかった原因は、デフレや企業の業績の伸び悩みばかりが取りざたされていますが、
その一つは連合にあるとも言われているんです。
昔は、よく国鉄などでストをしていましたが、最近は、どこもストをしなくなりました。
その結果、労働者の団体交渉力が弱まって、待遇改善に結びついていないという現実もあるんです。
電車は飛行機が止まると一般市民は迷惑をしますが、そういった側面もあるんですね。