本日のビジネス日本語は「談合」です。
最近「五輪談合」という言葉がニュースで飛び交っていますが、あまり、この談合の仕組みについて、詳しくない方も終われるかと思います。
もともとは、国や地方自治体が公共工事を発注する際に、行われていました。大手ゼネコン数社が集まって、それらの公共工事を持ち回りで受注しましょう。今回はA社の番、次はB社の番と決め、各社が入札する金額も決めていて、あたかも、正当な競争入札があったかのように見せかけることを言います。この際、ゼネコンの営業が事前に地方自治体の担当者から、予算を聞き出していて、各社の入札額も決まっていて、その予算額ぎりぎりの金額で落札するように打ち合わせをしていて、ゼネコンに利益が出るようになっているのです。ですので、毎回、必ず、予算の99%くらいの金額で落札されています。
それが、今回、オリンピックを舞台に、しかも、大手広告代理店がやっていたということになります。
日本って、変なことがまかり通る国なんですね。