本日のビジネススラングは、「天下り」です。
「天下り」とは、親会社で定年を迎えた人が子会社や関連会社、または、銀行などから取引先に出向、転籍することを言います。
親会社にとっては、人材の受け口としての機能があり、子会社や関連会社にとっては、その人材を受け入れることによって、親会社から発注してもらえたり、銀行から融資をしてもらえるというメリットがあります。
しかしながら、実際には、その人材がその会社の戦力とならなければ、必要のない人材ですので、だんだんと「天下り」はなくなってきているようで、定年を迎えた人は、天下りに頼らず、自分で再就職先を見つけなければなりませんし、子会社も実力で受注しなければいけないのが現実です。人のつながりだけでは、商売は上手く行かなくなってきているということでしょうね。