本日の、ビジネス日本語は、「非正規雇用」です。
「非正規雇用」とは、「契約社員」、「パート」、「アルバイト」などの労働者のことで、今から20~30年前に導入されて以来、景気の調整弁として使われてきました。つまり、景気が悪くなったら、解雇し、景気が良くなって、人手が必要になったら、採用するということを繰り返してきたのです。
また、近年では、彼らの仕事内容が正規社員と同じであるにもかかわらず、賃金を抑えられていることに対し、「同一労働、同一賃金」という考えのもと、是正する動きも出てきています。
日本経済や企業の競争力という観点では、非正規雇用は必要なのかもしれませんが、個々の労働者の観点に立てば、雇用の安定は必要不可欠なものですので、悩ましいところです。