本日のビジネス日本語は、「同調圧力(どうちょうあつりょく)」です。
日本人は、その場にいる全員が同じであることに安心感を覚えます。飲み会に行って、みんながビールを頼んでいたら、自分もビールを飲まないといけなんじゃないか、と思うのです。
それは、日本にはずっと、同じ人種、同じ言語、同じ宗教の人間しかいなかったからだと思います。以前、述べた「村社会」に通じる考え方です。
会議でも、反対意見を述べるのはとても難しい空気になります。
これは、以前、述べた「空気を読む」に似た考えです。
こういった具合に他の人にも自分達と同じ意見、考えであることを求める空気感を「同調圧力」と言い、日本独特の空気で、多様な考えを認めない、とても悪いことだと最近、日本でも改めようとする動きがあります。